やったね

神様

良い子はみんなご褒美がもらえる感想

以下支離滅裂なメモ考察ですらない


良い子はみんなご褒美がもらえる観劇しました。

1回しか観に行く予定がなかったので色々な考察や感想を見ようかなと思っていたのですが、一緒に行く友達が自分の感想を大事にしたいと言っていたので、簡単なあらすじ以外はほとんど何も見ずに行きました。


内容は割愛しますが、観ている間も観終わった直後も頭の中はハテナで埋め尽くされて大分混乱してました、、最後はあれでいいのかとか、アンサンブルの使い方が分からなかったり、背景の理解は出来ても人物の感情についていけなかったり(これはわたしの理解力の問題)

でも、最後の方に2人のアレクサンドルが問題ないと判断されたシーンは気持ちよかったし、救われたと思いました。


自分の話になってしまうのですが、わたしは美大に通っていて日頃どう表現しようか、どの形態で表せば良いものができるかなどを考えているので、頭の中にオーケストラがあるイワノフにも、自分の考えを貫き通して入院(あるいは投獄)させられたアレクサンドルも共感まではいかなくても、方法を失う恐怖を感じました。


他の方の感想や考察を全く観てないので見当違いのことを言っていたら本当に申し訳ないけれども、この舞台は「自由であること」と「自分の世界を保つ、持つこと」について考えさせられました。

前者は、舞台の概要で語られていたのですが、後者について、ドイツの哲学者ハイデガーの世界内存在という考えを想起させられました(ちょうどドイツも東西に分かれていて東はソ連の管轄だ)

あまり詳しい解説が出来ないのですが、簡単に言えば世界は自分の構成内の一部である。みたいな考え方です。

自由であると思えば、そこから自分の世界は広がり、オーケストラを頭に持つことが出来るし、罪と罰を読むことが出来る。

自由であるということを思い続け、世界を保ち続けた結果、死にそうになりながら、あるいは他人に危害を加えそうになりながらも指揮棒を失わずにいれたのではないかなと思いました。


とりあえず戯曲を読むところから始めたいです。